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最愛の父を見送る辛さ

最愛の父が他界したのは3年前。突然の事でしたが、息を引き取る瞬間まで手を握り占めていました。

 

最期の最期まで父は私に愛情をくれたのです。そんな父の葬儀は大々的な葬儀ではなく密葬。父の姉弟や親友、仕事関係の方などだけで送りました。

 

綺麗な顔で苦しんだ感じでもなく、参列してくれた方々は「眠っているみたいだ」と。私があまりにも泣きじゃくっていたせいなのか、母は涙すら見せなかった。

 

夫婦仲はあまりよくはなかったこともあり、父の悪口を言い出す母に怒りを覚えたくらいです。葬儀中も母は「具合悪いから」と言い、席を外し、外でお茶を飲んでいたらしく、遅れてきた親戚から私が叱られる始末。

 

父は人望が厚く慕われる人でしたので、そんな態度の母を皆さん許せなかったのでしょう。

 

危うく喧嘩も起こりそうでした。両親と絶縁状態の姉も参列してくれていたのですが、「あの人、相変わらずだね。やっぱり嫌い」と母のことをいっていました。

 

これ以上母が暴走しないように母を見張るのに疲れました。「母が先に逝けば良かったのに」と不謹慎なことまで頭を過りました。

 

葬儀が終わり、お酒の席でも喧嘩が始まる気配がしたので、親と同居している弟に母を任せ、帰らせました。母が帰った後は穏やかになり、参列してくれた皆さんと父を偲ぶことが出来ました。

 

葬儀の時にもめごとはつきものだったりもしますが、亡くなった方の気持ちを考えると、何も葬儀の時にもめなくてもと普段から感じていたし、まして最愛の父の葬儀ですから、父の事だけを考えていたかった。

 

最期の時に母の手ではなく私の手だったことも気に入らなかったのかもしれない。母が悪態をつくたびに祭壇の父の写真が眉をひそめているように見えました。