喪服 レディース

音楽葬(無宗教)

数年前に、父の葬儀を行いました。

 

父方の実家は祖父の代からキリスト教徒で、父も子供の頃は日曜教会に通い洗礼も受けていました。キリスト教にはクリスチャンとプロテスタントという仏教でいう宗派のようなものがあり、父方はプロテスタントでした。

 

入院中から父がよく「家に帰りたい」と言っていたので、家にいちばん近い葬儀屋さんでキリスト教で葬儀を行うことにしました。しかし、最寄りの葬儀屋さんで取り扱っているのはクリスチャンのみで、その他には仏教か無宗教しかないとのことでした。

 

家族で相談し、父が音楽が好きだったこともあり、音楽葬(無宗教葬)でお願いしました。音楽は父が好きなビートルズ、お焼香の代わりに献花。

 

牧師先生のお祈りがないだけで、キリスト教の葬儀のようでした。

 

葬儀の進み方として仏教でお坊さんが読経をする時間に音楽を流しているだけで、流れ自体は仏教とさほど変わらなかったと思います。

 

ビートルズの中でも特に好きだった「Yesterday」。この曲が流れ始めた瞬間、家族、親戚、父と親しかった友人皆が一斉に泣きはじめました

 

父の葬儀から数年経ちますが、私はまだこの曲を聴くことができないくらい、この曲が父の葬儀のすべてを物語っているような気がします。

 

献花の時に、献花終了のアナウンス中に仕事終わりに急いで駆け付けてくれた方がいました。

 

職人をしていた父の仕事仲間のようで、作業着で息を切らせて葬儀場に駆け付けてくれました。父の仕事の人間関係はよく知りませんでしたが、作業着で駆けつけてくれる人がいるような関係を築いてきたんだと、とても誇らしく思いました。

 

納骨は祖父母の眠っている教会の納骨堂で行ったため、子供の頃に通っていた教会で牧師先生にお祈りをしてもらうこともできました。