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火事で亡くなった親戚のお葬式

今から10年以上も前のことですが、親類に不幸が続き、1年で3回のお葬式に参列したことがありました。

 

病気で亡くなった伯父のお葬式は、とても立派な齊場で行われ、参列者も多く、ご子息の会社関係の方も多く出席して下さいました。そのためか、あまり湿っぽくならずに、さばさばした感じのお葬式でした。

 

もう一人の伯父のお葬式も大きな齊場で行われ、やはり参列者も多く、こちらもわりとさばさばしており、お葬式が後にその会場のお部屋で会食があったのですが、みんなとても和やかな雰囲気で、あまり悲しみを感じさせない、穏やかなお葬式でした。

 

ところが、突然の火事で亡くなった伯母といとこのお葬式は全く違っていました。密葬だったため、とても小さな会場で親類のみの質素なお葬式でした。亡くなったいとこはまだ若かったこともあり、会場全体が悲しみに包まれていました。

 

そして、伯父の葬儀では冷静だった喪主である伯母の長男が、号泣している姿には心を痛めました。私自身もとても悲しい気持ちになりました。

 

普通のお葬式ならば故人にお別れをするときに棺桶の窓を開けてお別れすると思うのですが、火事で亡くなったため、遺体の損傷があり、伯母といとこの場合はお別れは希望者だけということになりました。

 

私の両親はお別れをしていましたが、私はお別れをすることができませんでした。ちょっと怖かったのです。母曰く、体には包帯がまかれていて見えなかったけど、顔は見えて、蝋人形のようにつるつるしていたそうです。

 

炭化までいかず、その前段階だったそうです。今でもその時、お別れをしたほうが良かったのか、それとも元気な伯母といとこの姿のままをいつまでも思い浮かべられるように、その亡くなった姿を見なかったほうがよかったのか、どちらが良かったのか判断することはできません。